新年特別ラベルの始まり
NewYearBottle 始まりは2011年
毎年、新年はF&E酵素の緑ラベルに特別のラベルを貼ってニューイヤーボトルとして販売しています。
ご想像の通り、エチケットに毎年著名芸術家を採用するシャトー・ムートンからヒントを得ています。とはいえ著名な芸術家にお願いする力はないし、何より近しい方、ご縁のある方にお願いしたくて、インストラクター養成コースの客員講師、整形外科医の金子先生にお願いしてみたのです。ご自身の絵を絵葉書にして送ってくださったりギャラリーに出品されたり、素敵な油絵をお描きになることを知っていたからです(ちなみに整形外科医と歯科医には絵を趣味とする方が多い気がする=福士調べ。手術や治療に芸術的センスが必要な気がしません?)。
北海道を代表する版画家 金子誠治
すると「だったら、ウチの親父のを使ってみる?」とのお返事。聞いて調べてみてビックリ。先生のお父様は金子誠治という北海道を代表する版画家だったのです。
これはシャトー・ムートンの夢に近づいてきた…ただ、北海道を代表する版画家となると、正直な話、お金のことも気になってしまったのは事実(汗)
そんな僕の心中を察してくださったのか、「何本くらいやるの?あんまり大規模じゃなかったらお金はいいよ」という温かいお言葉♡
お母様のご了解をお取りくださり(お父様は既に逝去されていました)、1000本限定でお父様の作品をラベルにすることをお許しくださいました。すっかり甘えさせていただいております。ありがとうございます。
『小樽運河・冬』
ご了解をいただき、先生ともご相談しながらどの作品を使わせていただくか検討を重ねました。絵を見たり、美術館に行ったりするのは好きですが芸術に詳しい訳ではない僕は、大変失礼ながら、お父様のことは先生にお聞きするまで知らなかったのです。色々調べているうちに中央でも認められ、棟方志功とも深い交流があり、北海道を代表する版画家だと分かったのでしたが、なにより、たくさんの作品を見せていただくうちにその素朴で温かみあふれる作品に魅了されていきました。
そして選ばせていただいたのが『小樽運河・冬』
金子誠治には小樽を題材にしたものは数多いが、なかでも好きな作品。金子先生も「これは代表作ですね」とご賛同をいただいた。
もちろんラベルなので飲料として表示しなくてはいけない項目もありますし、お客様にも製品としても認識してもらわなくてはいけない。版画そのもののようにはならないのですが、何とか作品の雰囲気は伝えたい。創業以来、ラベルでお世話になっている昭和レーベル印刷工業さんのデザイン担当の方とも直接相談を重ね(普段は営業の方と話す)、作品の配置や紙質も和紙を使うなどを工夫して出来上がった僕にとっては思い入れの深いラベルです。
そして、うちの酵素を飲んでいただいている方はお気づきかと思います。瓶の形が違いますね。後ろに箱も見えています。かつてはこのように2本セットで販売していたのです。これも思い入れの強い理由のひとつになっています。長くなったので続きは次回に。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。