発酵飲料製造
発酵飲料は、伝統的な発酵技術を応用し、多種類の野菜、海藻、果実などから糖の浸透圧を利用してエキスを抽出、野生酵母や乳酸菌の働きに委ね発酵、長期間熟成させたもの。
私たちの祖先は味噌、醤油、納豆、かつお節など、微生物の働きを利用した優れた発酵食品を今に伝えています。世界に類を見ない温暖多湿な気候に育まれた発酵技術は食と健康という観点からあらためて注目されています。
飽食の時代といわれて久しく、食べ物は便利に手に入れることができますが、私たちの健康のために理想的な食生活はしづらい状況でもあります。
健康のベースは食生活にあります。日々の食生活の一環として、弊社発酵飲料を取り入れる「酵素生活」をご提案したいと思います。
植物エキス発酵飲料 酵素とは
製品の食品衛生法上のカテゴリーは「清涼飲料水」。なかでもその製法から「植物エキス発酵飲料」、一般には「酵素」「酵素飲料」と呼ばれています。
由来は、諸説ありますが、樹の洞に保存された木の実や植物が発酵したものが、傷に効いたというような民間伝承がヒントとなって開発されたというのが有力だと考えています。
健康飲料として100年近い歴史を持ち、弊社も創業以来、40年に渡り製造しています。
麹菌を中心とする日本の発酵食品の中で、酵母と乳酸菌がメインとなる独特の製品です。
伝統製法を守っています
弊社では創業時から同じ製法で製造を続けています。
弊社の植物エキス発酵飲料F&E酵素には甘みがありますが、これは原料の野菜や果物から「糖浸透圧抽出法」という方法でエキスを抽出しているから。
フレッシュな野菜に糖をまぶして漬物のように漬け込み(「仕込み」と呼んでいます)、糖の浸透圧を利用して原料植物の細胞液を引き出しています。
例えば、乾燥させた植物を原料とする場合には、水抽出やアルコール抽出でエキスを取り出し、そこに菌を添加して発酵させることになります。
この菌をスターターといいます。
弊社の場合、フレッシュな植物原料に付着している酵母や乳酸菌などが抽出に使った糖分を餌に発酵していきます。このスターターを使わない製法を「自然発酵」と呼んでいます。
「糖浸透圧抽出法」や「自然発酵」は酵素飲料の伝統的な製法で、フレッシュな原料でなければ成立しません。水を使う必要もなく、弊社の酵素は原料のエキスの水分のみから出来ています。
自然に委ねる
製造にあたっては原料の配合バランス、エキスを引き出す糖分、そして発酵室の環境を整えることで望ましい菌が順次増殖するようコントロールします。
それ以外は、すべて自然に委ねていますので、毎回、微妙に味も違います。
産地や季節によって野菜の味も、付着している菌も違います。季節によって発酵の進み方も変わってきます。そして長いものでは何年も熟成します。
植物エキス発酵飲料 酵素の伝統的な製法を守りながら健康生活のお手伝いをさせていただきます。