雪降る札幌の夜。ヨガレッスンで思ったこと。
一昨日から札幌は本格的な雪。最初は湿った雪でしたが、日中、どんどん気温が下がってきて、冷え込みました。
ヨガレッスンを受けて、帰る頃には路面はツルツル。北一条通りの上り坂で一台だけ、おそらくアクセルの踏み込みすぎでスリップ、空回りしながらズルズルと落ちていました。
夜、もう車が少ないので大事には至らないものの(みんな慣れてるしね)、やっぱりあのツルツルは四駆じゃないと厳しいなぁ。(僕はFF車に乗っている)
マニュアル化できない
ヨガライフスクールでは、毎月、そして毎週、目指すアーサナ(ポーズ)を決めてレッスンをしていますが、生徒さんの顔ぶれも見ながら、あるいは担当インストラクターの個性も生かしてレッスンを行っています。
そして当日の天候や気温、朝のレッスンなのか、夜のレッスンなのか、そんなことを考慮しながら変化をつけるのです。
昨夜のレッスンは、僕にはハードルが高かった。常連さんばかりでしたからね。
(身内である僕は「顔ぶれ」の判断材料にはあまりならないわけで・・・汗)
人によって到達点が違う訳ですから、なかなかマニュアル化することはできません。
いや、むしろするべきではないと思います。
適宜の運動
レッスンが終わってから、担当インストラクターの江口チーフが一人の常連さんに足の踏み方についてアドバイスしていました。
あるポーズをするときの足の向きと足の裏のどこに意識を強く持って踏むか、というようなこと。
この生徒さんは私からみると柔軟性も高くて、ほとんど出来ちゃっている方。でも微妙なところで、修正を受けていました。
どこに意識を持つかというようなことは、インストラクターはレッスン中も伝えてくれます。でも、生徒さんそれぞれに体型もレベルも、当日の体調も違うので、アドバイスは個別になる場合も多いですね。
レッスン受講の頻度が高かったり、より様々なポーズをしっかり行おうとするとき、小さな足の向きが、場合によっては故障につながることだってあり得ます。
一方で、僕のようにポーズがちゃんと出来ない人にとっては、注意する部分は別のところだったりします。
インストラクターのアドバイスも、人によって、ポーズによって、タイミングによって伝わったり、伝わらなかったりする。
昨日は生徒さんも求めていて必要なタイミングだったのですね。
真の健康は、正しい食、適宜の運動、そして明るい心によって自分自身で作り上げるもの。
そのお手伝いをすることが私たちの使命です。「ケルプグループの経営理念」より
「適宜」という言葉には、程度とタイミング、両方が含まれます。
ヨガには様々な到達点がある。
レッスンのなかでポーズが1人だけ違う形になっちゃう僕でも、呼吸と身体の動きを合わせて動くことだったり、伸びて気持ち良かったり、前よりは進歩して嬉しかったり・・。
だから、初心者でも、身体がかたい人でも、それぞれのレベルに合わせて楽しめるのだな。
凍った坂道でスリップしないようにアクセルを柔らかく踏みながら、そんなことを思いました。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。