苦手なのは‥|藤村塾

 

 その他

今年の春から半年ほどの予定で、藤村流経営塾(以下、藤村塾)に参加しています。

藤村先生は「エクスペリエンスマーケティング(通称エクスマ)」というマーケティング思想をもとに塾を主宰され、変わらない本質的なものと時代に対応する手法を伝えてくださっています。

今回の藤村塾は「やり方」ではなく「あり方」を学ぶイメージ。経営者の在り方ということでは、僕はずっと中小企業家同友会で学んでいます。藤村先生の考え方は同友会に近い部分もあり、違う部分もあるように感じていて、ある種の違和感も求めて参加しました。

エクスマスタジオでの集合写真。参加者は北海道から九州まで。

あ、これ苦手だな

7月16日、3回目の塾で、美術館のキュレーター(学芸員)になったつもりで絵画について即興でキュレーションするというセッションがありました。
すべて有名な作品ですが、どの絵を担当するかはその場で分かるというものです。

指名され前に立った途端、「あ、これ苦手だな」と思いました。
元々、子供の頃のトラウマがあって人前に立つのは苦手なのと、即興もあまり経験がない。
話しながら考える練習ということでしたが、苦手だなと思った瞬間に頭の中が動かなくなる感じがしました。

自分の土壌を耕すような・・・

ジョン・コルトレーンのリハーサル音源が発見された際、本番に近いアドリブがややスムーズじゃない状態で残っていたといいます。
ジャズ・ジャイアントの一人、コルトレーンにしてアドリブの練習を重ねていた。

かつてのラグビーの名選手に日本代表監督も務めた宿沢広朗さんという早稲田大学出身のスクラムハーフがいました。
ノーサイド寸前、ボールがインゴール上でWTBの胸にすっぽりと収まりそのまま逆転トライとなり早稲田が日本一となったというプレー。
ラグビーボールは楕円形のため、メディアは「奇跡のラッキーバウンド」と劇的勝利を伝えたのですが、宿沢さんは「この一度のプレーのために何百回と練習をしてきた」と語り「偶然でも奇跡でもなく必然だった」「努力は運を支配する」という言葉を残しています。

凄い人を引き合いにして大げさになってしまいましたが、即興的なものは経験や練習で耕された土壌から生まれるんだな、と感じたということ。僕には土壌が足りないということ。

苦手なものは苦手なままでも構わないのかも知れない。
ただ経営者として、人として、成長しようとするのだとすれば、より幅広い経験をするということなのでしょう。
今まで運だけで生きて来たからなぁ・・・いい年だけど、もう少し耕してみようと思います。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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