コラボレーションは難しい
コロナ禍で業績が大変。でも変わるチャンスでもある。
思えば東日本大震災の折、直接ではないけれどパートナー会社が福島にあるため様々な影響を受けました。パートナー会社は当然変わらざるを得なかった訳ですが、あのとき当社としてはあまり変われなかった。
震災とコロナ禍を同じに考えることは出来ませんが、この二つのことを通じて思ったのは、未来を予測することは(僕には)難しいということ。ただ、分からない未来に備えることはしなければと本当に思います。
柱を増やす
当社は健康生活のお手伝いをするという目的に対して、ヨガスクールの運営と酵素の製造販売という二つの柱で事業を行っています。コロナ禍でヨガスクールの一本柱だったら存続が危うかった。少なくともインストラクターを正社員雇用し、街中にスタジオを維持するというスタイルは出来なかった可能性が高い。
そんなことから備えとして多様化を図る、事業の柱を増やすということにチャレンジしています。
とはいえ、ゼロから新事業を立ち上げるのはリスクも大きい。新しい柱も今ある事業と梁や斜交いでつながっている方が強固な家になる。つまり既存事業を横展開をしながら柱として育てるという方向ですね。目新しい戦略ではありません。割と狭くて深いマーケットを作ってきた当社にとっては足りなかった部分でもある。
また、新しい分野に長けた人材を採用するのもなかなか大変なので、他社のお力を借りることを考えました。
詳細は相手のあることなので明かせませんが、例えば弊社のコア事業である自然発酵の植物エキスに付加価値を認めてくださり、製品に応用したいというようなコラボレーションに取り組んでいます。
https://twitter.com/i/status/1349256480646598657
難しいから成長のチャンス
今までやりたいように(自分が価値があると思っていたことに集中して)やってきた当社にとって難しさもあります。我がままな僕としてはウチの価値が毀損されるような思いになりがちなんですね。
ただ、当社の事業の中で他社が認めてくれる価値を知ることができるのは、やはり勉強になる。コアを見つめなおす機会にもなりそうです。お相手とケンカしたり、叱られたりしないように頑張ります(笑)
こういうお仕事は当社より規模が大きかったり、組織としてもしっかりされているパートナーと組むことも多いので、そういう意味でも足りないものを知ることができます。ある部分では、案外、ウチもイケてるなと思えたり…ね(笑)
難しいとか、苦手だから今までやってこなかったという面もあると思います。まさに変わるチャンス、成長のチャンスだと考えたい。出来ないからチャレンジするんですもんね。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。