続けるとご褒美がありました~ラグビーのこと

 

 その他

始めた理由は、人数が多いから

私がラグビーに出会ったのは大学に入った時、昭和56年のこと。

中学で陸上、高校で剣道を部活でやり、今度は団体競技をやってみようか、折角だから一番人数の多いヤツで、、、という単純なノリでラグビー部に入部。
ルールすらほとんど知らない状況でしたが、国立大学だったし、体育会といっても大して厳しくはないのだろうと。今にして思えば、良く知らなかったから気軽に入部できたのだと思いますね。

入ってみると、とにかく練習についていけない。

普通に走ると僕より足の遅い先輩もいるのですが、ボールを動かしながらだと、なぜかついていけない。

それ以前に、単純にボールを受けたり、パスしたり、蹴ったりができない。どちらかというと器用な方だと思っていたが、やっぱり楕円球は独特なのか。練習の邪魔だ、と罵倒されたり・・・。

もちろん体力的にもキツイ訳です。ウェイト・トレーニングも最初は全く歯が立たず。10kgとか15kgのバーベルを持って腹筋したりするんですが、微動だにしないとか、ね(笑)

1年目のときは、とにかくやめたかった。
でも、4年間やめないことを決めていたので、なんとか続けたんです。

無事これ名馬、かな?

名古屋瑞穂ラグビー場 地区対抗優勝の記念写真 さて私はどれでしょう?(笑)

名古屋瑞穂ラグビー場 地区対抗優勝の記念写真 さて私はどれでしょう?(笑)

2年目になると体力的には、ついていけるようになってくる。技術的にも少しずつですが上達はします。そうすると楽しくなってきますよね。

良かったのは怪我がなかったこと。1年目の時に鼻を骨折したけれど、脚の骨折や肉離れ、靭帯の損傷などは4年間で一度もなかった。

そうすると練習を休まないし、怪我をした人の代わりに試合に出るチャンスも増えますからね。

2年目の頃は使いものにならなかったけど、3年目になって、怪我がちのフルバックやウイングの先輩に代わり、半分くらい一本目の試合にでることができた。

上手い人は怪我があっても治ると直ぐ試合に出ますが、僕のようなギリギリの人は一度試合を休むと次の保証はない。代わりに出た人が活躍してポジションとられちゃうかも知れない。
だからポジションのこだわりはなく、左右のウイング、そしてフルバックと他のメンバーの怪我に応じてポジション変わりながら4年目では公式戦にすべて先発しました。

当時の北海道学生ラグビーでは一番強いチームだったし、ウイングとかフルバックで全試合に出てますからね、多分、チームで一番トライしたのは僕だったのでは?・・・下手っぴでも続ければ何とかなるものです(笑)

在籍した4年間で道内学生相手には公式戦無敗。

そして昭和60年、4年目のお正月、名古屋での全国大会(全国地区対抗ラグビー・フットボール大会~TVでやっている大学ラグビーの2-3段階くらい下のレベルと思ってください)で優勝することができた。

チームとして創部60年にして初の快挙。当時、北海道の学生ラグビーにそれ以上の道はなかったので、望める最高の結果に遭遇できたのです。

続けたことのご褒美は、今も

先日、ある集まりで、業種も年代もバラバラ(年代はほとんどの方が私より上とお見受けしました)の経営者の方々と会食する機会がありました。7名のテーブルでしたが私は主催者の方以外、全員と初対面。

途中で主催者の方が「福士さんはラグビーをやっていたんですよね?」と話題を振って下さった。

すると、「それは凄いですね」とか「ワールドカップは良かったですね」と全員の方が反応して、暫しラグビーの話題で盛り上がりました。

それまでほとんどラグビーを見なかった方もワールドカップ、特に南アフリカ戦には感動したみたいです。ルール知らなくても伝わるよね、あのゲームは。格闘技としての激しさ、ボールゲームとしての面白さ、試合展開と流れの妙・・・すべて詰まった80分間でした。

昔ラグビーをやっていたということで、なんとなく誇らしく思える仕合わせ。これもご褒美かも知れません。

そんなわけでラグビーには良い思いをさせてもらうばかり。なかなか恩返しはできませんが、ラグビーに関わること、時々書くと思います。

どうぞよろしく。

ワールドカップでは、キャプテンのリーチ・マイケル選手が札幌山の手高校出身というのも嬉しかったですね

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 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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