ブレブレ社長のつぶやき|新型コロナウイルス

 

 その他, ヨガ

新型コロナウイルス感染症にかかわる内容ですが、主旨は感染症自体ではなく自身の対応を書き留めておきたいということです。医療従事者でも科学者でもない素人の個人的なその時点での意見や判断です。その点、ご理解ください。

なぜ騒ぐ・・?

病院で折り重なるように密集する人たち。TVから伝わる武漢の様子には驚いたものの、新型コロナウイルス感染症の性質は、重篤者、あるいは死者がでる病気ではあるけれど、例えばエボラ出血熱のような怖いものではないと感じていました。

ただ、煽るような報道は続くし、日本でも感染拡大が進んだ場合、ヨガスクールをどうするか、自分で納得できる対応をとるためネットで政府機関からの一次情報、様々な専門家のコメント、SNS上の意見を網羅的に収集。徐々に素人なりに理解が進み、自分自身として脅威を感じる必要はない、社会全体としては重篤者への対応に支障を来たさないことが最大のテーマであろうこと、ついては騒ぎすぎることが一番よくないという考えに至りました。

「健康な人にとっては単なる風邪。治療法もない。インフルエンザでも年間3,000人以上が亡くなっている。気をつけるけど過度な心配をしないこと。騒ぐほど医療関係者が大変になり重篤な方が医療を受けられなくなる」とスタッフにも話していました。

2月25日政府基本方針

このままのペースで感染が拡大すると医療機関がパンクする(おそらくダイヤモンドプリンセスへの対応負荷が大きかった)ので感染拡大のカーブを緩やかにするという。既に市中感染が始まっているとすると納得できる話だった。

この時点でヨガライフで指導を行っている札幌市体育館の講座は3月末までのストップが決まり、地域サークルも次々とお休み、週に約50レッスンの指導拠点の9割が休講。自社スタジオにも3月からの休会連絡の電話がなりやまず。

これは報道の状況とお客様の心理を考えれば当然のこと。

僕は感染症自体の自分なりのリスク評価をもとに、自社スタジオの営業を続けることで身近な人たちに安心感を与えたい。こんな時だからこそ寛ぎの場を提供したい。感染拡大のスピードを遅くするということは長期戦を覚悟するということでもある。日常を維持しないと戦いは続けられない、と考えた。

一方でスタッフの心理はどうか。「もし不安を抱えて仕事をするようであれば自社スタジオも閉じるが、ヨガスクールが開いていてよかったと言ってくれる会員さんが少しでもいるのなら僕は継続したい。」と話したところ、閉じる必要はないと応じてくれ営業継続を決めました。
(ご参考:227日時点の弊社の対応

2月28日「緊急事態宣言」で何を恐れたか

ところが2月28日に北海道知事の会見があり、週末の外出自粛の要請を含む、法的根拠はないというが「緊急事態宣言」。これには正直、驚いた。病気そのもののリスク評価に言及がないまま命には代えられないという。それならインフルエンザの季節には休校するのか、交通事故が起こるなら道路を封鎖するのか。不安を煽ることになると思った。

とはいうものの、鈴木知事の宣言は鬼気迫るものがあり本気であることは伝わったし、症状の出ていない人が感染を媒介していると言われると…28日夜から翌29日の昼まで、僕はブレブレになりました。

びっちりだと30人入るスタジオに数人、時には個人レッスンという環境。常温のヨガなので空気の入れ替えも頻繁にでき感染リスクは低いと判断した。それでも周辺の商業施設の臨時休業の報が入ると気持ちが揺らぎ、一旦は10日間の全面休業を決めかけ、スタッフにも迷っていることを吐露。自分の当初判断に意地を張っているのではないか、と自問したり。。。

営業続けています

その後、現在も自社スタジオは休まず営業を続けています。もちろん売上とか利益も大切な理由ですが、それは既にかなり落ちていて、むしろリスクの範囲を理解しながら続ける姿勢を示したいというか、、、ウチらしく、僕らしくやりたかった。意地と言われたらそうかも知れない。

僕がブレたのは、この状況で営業するなんて!と非国民だというようにバッシングされたら…と恐れたからで、ある意味では休んだ方が楽だったけど、この理由で休業したらきっと後悔すると思った。自分でも面倒な性格だと思いました、はぁ~。

ブレブレ社長についてきてくれるスタッフには感謝しかないし、もしスタッフから「怖いからクローズして欲しい」と言われていたら休業していたと思います。

3月5日の会見では鈴木知事は一週間前とは少し違う柔らかな表情と声で、専門家会議の見解を踏まえたバランスのとれた方向を示してくれた。緊張感は保ちつつ一歩前進の希望も感じる内容でした。

まだまだ先は見えず油断はできませんが、過度の不安を持たないように過ごしたい。

ヨガスクールへは体調の悪い方にはご遠慮いただかなくてはなりません。また近くにご高齢の方、持病をお持ちの方がいる場合には事態が落ち着いてからお越しいただきたいと思います。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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