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3月13日に楽天市場を退店しました

きっかけは例の送料込問題で、そのため(特別な退店制度ができたので)急な退店となりましたが、元々、計画していたことではあります。

今後はネットでは自社サイトでの販売のみとなります。どうぞよろしくお願いいたします。

実は長いお付き合いでした

調べてみたら2000年10月には楽天市場のアカウントを取得していて、準備が色々あって半年後の2001年3月に開店。丸19年お世話になったことになります。

約20年前。今のようにネットで買い物をすることが当たり前ではなくて、取り敢えずどんなことなのか知っておきたいと思ったのがきっかけでした。別会社を設立して僕一人で対応。元々のお客様とは関係のないマーケットで色々試してみたかったということもありました。

当時の楽天は日本でEコマースの時代を切り拓くという気概と熱が担当者レベルにもあって、話したり、メールのやり取りをしても面白い人が多かった。出店者数もまだ少なかったし、北海道に創業メンバーのお一人だった役員の方や出展者の教育部門のトップの方が来られてセミナーの後には居酒屋で一緒に飲んだりという機会もあったんですよね。

お客様のメルアドも各店舗が管理するようスタイルで、プレゼント企画でまずメルアドを集めて、メルマガを配信して関係性を作っていく。僕は楽天の「Shopping is Entertainment」というコンセプトはあまり好きではなかったのですが、いろんな企画をして盛り上げてる店もありました。また派手さはなくてひとすら商品を語るお店とか、スター店長のいる有名店も幾つかありましたね。

楽天市場の送料無料(送料込み価格)問題

最初は送料無料といっていましたが、その後、公正取引委員会の登場とともに送料込み価格と言い換えましたね。ただ、これはおかしな話。もし送料分を単価に上乗せしたら複数個買うお客様ほど負担が大きくなってしまう。

楽天としてはしっかり分析した結果のことらしいけど、あくまで送料込みではなく、送料無料、つまりそのコストは店舗が負担しても長い目で見ればよい結果になるということだと思う。
…でも、だとしたら、楽天が送料分を負担して、店舗収益がアップした中から回収するのが筋ですよね、強制するなら。

と思いますが、ただ、これは楽天の戦略の話であって考えはそれぞれですよね。いずれにしてもリアル店舗(ヨガスクール)や自社サイトでの送料設定とはかけ離れてしまうので、ウチは対応できず退店を決めました。公正取引委員会とのやり取りの行く末を確認して決めようと思っていましたが、この件を理由に退店希望する場合のスケジュールが2月中旬くらいに提示され、乗っかることにしました。いずれ自社サイトに集約したいと計画して、アマゾン、ケンコーコムと退店してきていたので…。

ネットとリアル

楽天市場で学んだのは、リアル店舗と変わらないな、という感覚でした。市場で「いらっしゃい!」と元気よく声をかけているのと同じようにサイトに「人気(ひとけ)」を出したり、メルマガに個を出しながら頻繁に配信する…案外、地道なものだった。

それがセキュリティの問題もあったりで、徐々にお客様の情報が店舗には入らなくなり、店舗デザインもシステム化されていった。決済リスクを楽天が負ってくれるようになるなど悪いことばかりではありませんが、「楽天市場らしさ」みたいなものはなくなってきたのかも知れません。

 

僕自身ほとんどのモノをネット、とりわけアマゾンで買うようになっています。

でも、リアルでもあちこちでは売ってない自社の酵素をどこで売るのか考えると、なんだろうな、自分の店で売りたいなと思うんですよね。

ウチらしいお店に育てていきたいと思います。

自社サイト「ケルプWEBショップ」は↓こちら

ケルプWEBショップ

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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