健康博覧会2019
定点観測に行ってきました
先週後半、東京に出張、1月23日-25日の日程で開催された健康博覧会をみてきました。
健康博覧会は健康産業のB2Bの展示会。おそらく国内最大規模で今回は3日間で約3万7千人が来場されたそうです(主催者発表)。
毎年開催されていて、何年かに一度はみるようにしています。いわば定点観測みたいなもの。
↓3年前にも行ってたみたいです。どんな展示会なのかはこちらをご覧くださいね。
展示会の意義としては、離れた地域同士を(もちろん今は国を超えて)結びつけることであったり、近接した業界同士を結びつけたりすることがあると思います。
健康博覧会は、アジアの国々へ日本のいわゆる健康食品をつなぐ役割を果たしてきたように思いますが、現在は健康を切り口としたビジネスマッチングの場へとシフトしています。
会場を巡ったり、出展者の一覧を眺めているとオーガニック、スーパーフード、スポーツコンディショニング(当然のごとく、東京オリンピックをにらんだ戦略的な動きだと思いますね)といったキーワードが見えてきます。
外からヨガ、中から酵素で健康生活のお手伝いをするという当社のコンセプトは時代に先駆けているのでは・・と思ったり(笑)
乳酸菌とお腹
いわゆる健康食品の今のトレンドは乳酸菌。そこから腸内環境にからめてアピールするものが目につきました。
いまさら?という気もしますが、この業界は何かをきっかけに一般に知られていたものがあらためてある種のブームになったり、あまり知られていないものがじわじわ来てからドカーンと来たり。
一つの会社が頑張って切り開いて、それに乗っかる会社が出てくるというのが、パターンかなと思います。
乳酸菌は菌数を数字でアピールしやすかったのだろうな、というのが僕の勝手な推測。
人間って数字を提示されると、絶対値として凄いのかどうか知らなくても凄いと思ってしまいがち・・・と思いませんか?(笑)
乳酸菌については、かつて、は生きて腸に届くか否かが議論の的になって時期があり、生きて腸に届くというデータを競ってアピールした会社も多かった。死菌でも効くというデータは元々あったと思うのですが「生きている乳酸菌」という言葉のインパクトは強く、死菌だということをはっきり言うまでに時間がかかった印象でしたね。
今の商品としては死菌のモノの方がシェアが大きい。酵素の加熱・非加熱の問題とも近いかも知れません。
健康食品の展示会から健康を切り口としたビジネスマッチングの場へ
ここ数年の健康博覧会をみて思うのは、従来あるビジネスを健康という切り口で見ると新しいマーケットが広がるということ。
一つ分かりやすい例をあげると靴下。防寒やファッションのアイテムですが、健康を切り口にした製品が展示されていました。
ツボを刺激するものや、特定のスポーツ競技に適したものなど。ヨガ用の靴下も売れているそうです。
切り口を変えてみると新しい可能性が見えてくる。健康は汎用性の高い切り口なのかも知れません。
もう一つ思うのは「健康」のとらえ方も広がりつつあること。「健康=幸せ」ではありません。でも健康のとらえ方を「体」だけではなく「心」にまで広げると健康であることは幸せに近づいてくる。
真の健康は正しい食、適宜の運動、明るい心によって、自分自身で作り上げるもの。そのお手伝いをすることが私たちの使命です
ケルプ研究所の理念
ここでも先駆的だと思ったり・・。自画自賛が過ぎてきたので今日はこの辺で(笑)
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。