健康は誰のため|平成30年度予算をみて思ったこと
国の予算とか、ニュースで見てもあまり真剣に見たことはありませんでしたが、あらためて見てみると凄いことになっています。
平成30年度予算が成立しましたね
先月末近くに成立した平成30年度の国会予算規模は約98兆円。。。と言われてもなかなかピンと来ません。
でも、約35%を国債(借金)で調達していて、歳出のうち約1/4は借金の返済(国債費)だと言われると経営者の端くれとしては、それでいいの?とは思いますね。そもそも国の財政って国債でまかなうのって本当はいけないって習ったような・・今、小学校とか中学校の先生ってどうやって教えるのだろう?
それはさておき、一般歳出のうち社会保障に33.7%が充てられます。社会保障費というのは、大きなところでは年金と医療費です。というかそれがほとんどと言っていい。
歳出の1/4を使って返済しているかつて発行した国債も社会保障費の原資になった額が大きいようです。
以上は一般会計のお話ですが、皆さんご存知の社会保険料は更に別枠です。
社会保障給付
お勤めの方は給料から天引きされている社会保険料ですが、それと同額を勤め先の企業が払っています。個人が支払う(実際には給与天引き)は受益者負担というか、自助、共助という側面があるけれど、企業負担について様々な議論もある。
これもさておき、事実上、目的税とも言える社会保険料もあわせて考える必要がある訳です。ということで、社会保険の方もあわせて調べてみた。
税金と社会保険料を原資として、実際に給付されている社会保障費は、国立社会保障・人口問題研究所のHP( http://www.ipss.go.jp/ )で様々なデータをみることができます。
年度がずれますが2015年度でザクッと120兆円。
これもちょっとイメージしにくいので、国民一人あたりにすると年間約90万円です。国民一人あたりということは赤ちゃんも含まれていますから、世帯単位になおすと年間約225万円。いかがでしょうか。
少なくとも当面の間、少子高齢化が進むのは間違いない訳です。僕たちの子供の世代になったらどうなってしまうのか。孫の代にはどうなってしまうのか。
自分たちにできることは?
今、国会はそれどころではないように見えますが、仕組みはどうにかしてもらわなくては大変なことになる。他人ごとではない。
年齢を重ねながら健康を保つということは、当然、社会保障給付を抑えることになるし、仮に社会保障給付が不十分となったとき自分のQOLを自分自身で守るということでもある。
別に凄く健康で元気じゃなくちゃいけない訳ではないし、やむを得ないことで医療の給付を受けなくてはいけないことはある。健康であれば仕合わせと言えるわけでもない。でも避けられる疾病や不調が、もう少しあるのではなかろうか。
もはや健康は自分だけのものではないかも知れません。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。