「ゆでガエル」にならないために|理性的に食べる、暮らす
環境変化にどう対応する?
主にビジネスの環境変化への対応について伝えるための比喩として使われる「ゆでガエル」の喩え話。
熱湯にカエルを入れると熱さにたまらず飛び出すが、常温の水から徐々に加温しておくと気づかないうちに茹で上がってしまうという。実際にそうなるのかどうかはともかくとして、喩えとしては伝わりやすいためか、いろんな場面で耳にします。
業績悪化しているのに思慮なく従前のやり方を継続するとか、戦時に負け戦に突っ込む事例とか。。。
環境変化自体を感じられない場合と、分かっているのに対応を取らないという2つの要因に分けられそうですが、環境変化を感じられない理由が客観的な情勢分析ができないにしろ、情報があっても感じられないにしろ、原因を繰り返し検討して行くと、結局、リーダーの資質の問題に帰結する場合が多いように思います。
つまり感じられないのも、分かっているのに対応を取らないのも、実は同じ。
慢性病は予防が第一
さて、健康のお話。
健康を害する要因は様々です。風邪をひくとか、怪我をするとか、食中毒もそうだし、疲れとかね、あとは血圧が・・とか、本当に様々なんですが、急性のものと慢性のものに分けることができます。
感染症や事故による怪我は急性といって良いですよね。これは現代の医療の進歩で多くの命が救われています(余談ですが、ドクターが活躍するTVドラマ観るとドクターになりたかったなーって思うよね・笑)。
一方、いわゆる生活習慣病は慢性病の代表といって良いと思います。これは症状に対応することはできますが、根治に至るのはなかなか難しい。
生活習慣病は以前は「成人病」と言っていました。40歳から60歳の働き盛りの人々に発症する率が高い、脳血管障害、悪性腫瘍、心疾患、糖尿病、痛風などの慢性疾患を指しています。加齢とともに罹患リスクが高まることから、早期発見、早期治療の意識づけもあって行政主導で広まった言葉です。
ところが、長年の生活習慣が「成人病」の罹患に大きく影響していることが分かってきて、実際に生活習慣の激変によって若年者にも症例が出てきたこととから「生活習慣の改善によって予防し得る」という認識を広めるために生活習慣病という名称が提唱され、定着したのです。
つまり生活習慣病は、そもそも予防が大切ということ。
知性と理性
喫煙と食生活の欧米化、そして運動不足というのが総じて生活習慣病の要因とされています。
これらのことは一日気をつけたから目に見えるものでもなく、逆に数日不摂生をしたからといっても、多くの場合、体調は回復します。ヒトの身体はそういった対応力を持っています。
だからこそ「ゆでガエル」になりかねない。
ボクたちは、既に、健康的な食生活がなかなかできていないことや運動不足であることを知っているはず。知性をもって、理性的に食べ、暮らす。どう行動するかの答えは一人ひとりのなかにあるはずです。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。