常温って何℃?|食品の保存方法をみてみよう

 

 その他, 酵素

酵素の保存方法

食品の保存方法には要冷蔵とか、色々ありますよね。

酵素は発酵食品で保存にはあまり気をつかわなくて大丈夫。表示にはこのように書いてあります。

直射日光や強い衝撃を避け、常温または冷蔵庫、冷暗所に保存してください。

常温、冷蔵庫、冷暗所、、どう違うか分かりますか?

酵素に関しては、このなかのどこでも良いということなのですが、一応、意味を確認しておきたいと思います。

実は規格は複数ある

まず常温。手許の辞書で引いてみると・・・。

①特別熱したり冷やしたりしない、自然のままの温度。[化学では、セ氏15度を指す]
②その・場所で(物としての)一定の温度。[狭義では、一年間の平均の温度を指す]
※新明解国語辞典 第二版

やや分かり難い表現ですね(苦笑)一般には室温と同義で捉えられているのではないでしょうか。

実は規定が複数ありまして、食品衛生法には添加物の通則の中で 15~25°C、日本工業規格(いわゆるJIS規格)では、JIS Z 8703(試験場所の標準状態)に常温は、20℃±15℃、つまり 5~35℃の範囲とあります。

また、JIS規格のなかにもJIS K 0050:2005という化学分析方法通則では 15~25°C

さらに専門分野では、医薬品などに関する常温は15~25℃、微生物学では常温をほぼ25℃とか、新明解によれば化学では15℃ということですね。

食品の表示自体、複数の法律が絡んでいますので難しいですが、食品で常温といった場合 15~25℃ をイメージして良いと思います。
ちなみに酵素は 5~35℃ でも大丈夫。これなら日本の四季のなかで、室温と同義と捉えてまず問題ないですよね。

 

食品に要冷蔵と記載がある場合には、食品衛生法では10℃以下。一般に冷蔵庫の設定は大体0℃~10℃以下になっているはず。ちなみに食品衛生法の冷凍の規定は -15℃以下です。

近年は温度が具体的に表示されることも増えていますので、分かりやすくなってきています。

冷暗所は常温より低く一定で、直射日光の当たらない場所。0~15℃のイメージです。冷蔵庫内ほど温度は明確ではないけれど、逆に冷蔵庫内は冷暗所といってよい訳です。

強い衝撃は避けてね

酵素の表示に 常温、冷蔵庫、冷暗所 と併記してあるのは、常温 だけの表示だと冷蔵庫に入れてはいけないとか、室温じゃなくちゃ・・・と考える人もいるためです。

酵素は室温でも冷蔵庫でも冷暗所でも問題なく保存していただけます。ボクは季節にかかわらず室温の酵素を飲んでいますが、酵素の味が苦手で冷蔵庫で冷やし飲むと飲みやすいという声もお聞きしますよ。

なお、強い衝撃にはお気を付け下さい。

ガラス瓶に入っているということだけでなくて、酵素は発泡性があるので、強く振ったり、強い衝撃のあと開栓すると吹き出すことがあるからです。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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