時代の変化を感じ取る|エクスマセミナーin比布
マーケティングの死、資本主義の終焉
昨日3月25日、旭川の隣町、比布町で行われたエクスマセミナーに日帰り参加してきました。
比布町は、エクスマの提唱者、藤村正宏先生が2年間にわたってコンサルに入っている自治体。行政だけではなく住民も巻き込んで動き始めているのは画期的ですね。
セミナーの後半部では、藤村先生と村中町長や役場のエクスマリーダー黒瀬さんのトークもありました。すごくフランクな感じで楽しかったです。
さて、そんな比布の地でも藤村先生が強調されていたのは、時代の変化を感じること、危機感を持つこと、それに対応してイノベーションを起こすこと。
マーケティングの死、資本主義の終焉という、ちょっとラジカルな言葉を聞いたのは、昨年11月19日、旭川のコワーキングスペース楽縁で行われたエクスマセミナーでのこと。ずっと頭に残ってましたが、今回のセミナーではより明確に受け取れた気がします。
従来型のマーケティングや資本主義が行き詰まりの状態にあるという歴史認識のもと、藤村先生が提示されるつながりの経済は、SNS を通して広がる関係性のコミュニティとして僕たちの目にも見える現実になっています。影響力の大きさは個々によって違いがあるものの、関係性は双方向、つまりは主体的な個の緩やかなつながりの中に経済が存在できる。
一見穏やかな小さな動きのように見えながら、凄みすらある。まるで従来の決済システムにとって代わろうとする仮想通貨のブロックチェーンに似ているようにも思えたりして・・。
低金利が続く意味
懇親会の場で藤村先生と直接お話しする機会もありました。話題は金利のこと。ボクは、一応、もと銀行員なので・・(笑)
今のような低金利が長期間続く状況は金利という概念が生まれてからの5000年の歴史上2回しかない。これが何を意味しているかというと、従来の仕組みの中で(全体としては)経済が成長する余地がなくなっているということ(長くなるので詳しくは別の機会にしますが、金利水準は利潤の水準と近似値といえるからです)。
エクスマと出会った僕たちは時代の変化に気づく機会を得ている訳です。活かさないとね。もはや誰かのまねをしても意味がないし、誰かと比べてても意味はない。差別化ではなく独自化。
前後してしまいましたが、ゲスト講師はタイソンこと、釧路で車屋や飲食店を経営する島倉社長でした。
面識もあるし、SNSもつながっているし、お噂も色々と聞いていましたが、ちゃんとお話を聞くのは初めて。
いや、凄い。
藤村先生は「逸脱しよう」とか、「再現性がないことが価値だ」とおっしゃっています。再現性のあるものはすぐにまねされる。その点、島倉社長の人生は圧倒的に逸脱してます。誰もマネできない、いや、したくないというか・・(すみません・笑)。
タイソンが強調していたのは「遊びのような仕事、仕事のような遊び」という藤村先生がおっしゃる言葉を「遊びのような遊び」に勘違いしないで、ということ。しっかり実績を上げているタイソンのような人も更に成長しようとしてる。感動しました。僕も何のためにエクスマを学ぶのか、忘れないようにしなくちゃ!
余談ですが、講演タイトルを『筋肉は嘘つかない』としたタイソンの身体はやはり凄い。もちろん鍛え方も凄い思いますが、元々強い身体を授かっているのだと思います。いるのですよ、そういう人。足も速かったらしいからラグビーやって欲しかったなー。今以上に逸脱していた頃に(笑)
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。