何のために・・・?
健康診断に行ってきました
毎年、春に健康診断をします。 健康診断は、身体の決算書のようなもの。楽しみにしている社員も多いです。
ちなみに、ヨガを始めてここ数年、背が伸びてきた私、少し前になりますが楽しみに行ってきました。さすがに背は止まっていました(笑)(参考:健康診断の楽しみ方)。
私は、もともと、心電図に特徴のある波形が出ます。
高校入学のときの心電図検査で分かって以来、ずーっと、です。
最初に聞いたときはビビりました。だって、心電図の異常って、なんかヤバそうじゃないですか。
「日常生活に問題なく、体育も部活もそのまま続けて問題ありません。」って言われたものの、気になって、図書館とか、専門書がある本屋さんに行って調べました。
本当に大丈夫なのだろうか?本人には知らせずに、実は親には別の連絡が行っているのではないか・・・とか。子供ですからね、色々考えた訳ですよ(笑)
調べた結果、背景に他の心疾患がない場合は特に治療は必要なしでOKということに納得できて安心。
体質のようなもので、健康診断のたびに同じ診断がでて、ここ10年程、同じ病院で健康診断をしていて、毎年、同じ説明を受けています。
そして、今年。
色んな数値は特に変化ナシ。なのに最後の問診で、今までと随分違うことを言われました。 「えっ?」と思っちゃいましたね。
今回初めての先生から「突然死することがあります」「リスク回避のため、あらかじめペースメーカーを入れるという方法もあります」「ラグビー?そういうスポーツの時に突然死が起こるんです」と、畳みかけるように・・。
従来受けてきた説明や自分で調べてきたことと余りにも違うので、思わず異議を唱えるというか、聞き返してしまった。
すると、お返事はなく話はそれで終わったんですけどね。
先生に対して失礼な、みたいな感じで看護師さんに睨まれました(笑)
それにしても、急に「突然死する」って言われて、気の弱い人だったら、逆にそれだけで体調崩してしまうんじゃないかな(苦笑)
何のために、どう伝えるのか
リスクと言ってしまえば、そりゃ、ゼロって人はいない。私のような波形のでる人のリスクは高いのかもしれない。だとするとドクターの言葉は正しい。
でも、心電図を見ながら、聴診器を当てながら言われると、普通の人は相当強く、切迫したものとして受け止めてしまうのではないかな。
その後、健診結果のペーパーが送られてきましたが、今まで通りのコメントしかない。面と向かって言われたことは何一つ書いていない!
うーん。
マイナス情報やリスクを説明してくれるのは一般論としては有難い。でも、あれでは、まるで脅し。
ペースメーカーの施術ノルマでもあるのか、と、妙なことまで考えてしまった(笑)
ちなみに、こんなことは初めてで、たまたまだと思います。他に問題があるわけではなく、同じ病院に来年もお世話になると思います。
思ったのは、何のために言葉を発するのか、ということ。
健康診断は、病気の早期発見、それによる健康寿命の延伸やQOLの向上を目指すもの、ひいては医療費の削減にもつなげようとするものでしょう。
今回のケースで、突然死のリスクに言及することが、その目的に適っていたのだろうか。
そしてどう伝えるか。
言葉のもつ力はマイナスにも働き得る。
特に専門職の方の言葉は極めて有益ですが、状況によっては凶器にもなり得ることを自覚する必要がありますね。
発する側の心の在り方に応じて、それなりの言葉が出てくるのかな、とも思います。
お世話になっている統合医療のドクターは、余命宣告に否定的です。そして命を医者に丸投げしてはいけない、とおっしゃっています。
僕は、専門知識は特にないけど、注意しよーっと。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。