変わるもの、変わらないもの
街並みは変わる
FBにこんな投稿をしました。
結構移り変わってますね。
ヨガスクールの宣伝がてら周辺の様子を紹介したのですが、僕が札幌に帰ってきて20年余り、当たり前ですが、ヨガスクール前の通りの景色も随分変わりました。
元銀行員なので、つい目が向いてしまいますが、長銀(日本長期信用銀行)が新生銀行になった。そのビルの一階にはスタバも入っています。
歴史のある金融機関のビルは重々しくて由緒ある趣なので、街並みの印象も象徴的に変わります。
長銀や興銀、日債銀。成り立ちや歴史はそれぞれ違うものの、債券を発行して資金を調達し、長期的な観点から産業育成する金融機関。今は3つともありません。
直接的にはバブル崩壊が引き金になっているとはいえ、戦後、重厚長大産業を顧客の軸として日本の高度成長を支えた歴史的使命を終えたということだと思います。
一時的な流行りなのか、構造的な変化なのか
そして、おりしも拓銀(北海道拓殖銀行)破たんから20年。最近、随分と話題になったこのニュース。
銀行のオフィスで、人間に取って代わる存在が台頭しつつあります。 – 「姿なきロボット」がメガバンク行員数万人の仕事を奪う https://t.co/sWXKy1PHak
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) November 10, 2017
銀行のオフィスで、人間に取って代わる存在が台頭しつつあります。 – 「姿なきロボット」がメガバンク行員数万人の仕事を奪う
ダイヤモンドオンライン diamond.jp より引用
「資金決済」「信用創造」という銀行の2つの機能の在り方が大きく変われば、銀行の在り方が変わるのは必然といえるでしょうね。
いわゆる景気の波ではなくて、技術革新とか世の中の構造的な変化があると、大きな会社だから残るとか、小さな会社が吹き飛ぶとか、そういう次元の話ではない。
むしろ大きなマーケットを担う企業こそ、世の中の構造的変化にあらがえない。
地元手芸店は変わらずに残った
当たり前のこととして変わる街並みのなかで、地元手芸店 カナリヤさんの赤い看板は変わらずここにあるという事実。中身は色々と変化しているのかと思いますが…。
世の中は常に変化する。それが構造的なものなのか、一時的なトレンドなのか。
変わらない本質的なものって、なんだろう。
20年前のヨガスクール周辺の景色を思い返しながら考えたのは概ねそんなことです。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。