NISEKO道研
10月6日(金)ニセコで開催された、北海道中小企業家同友会(以下、同友会)の全道経営者共育研究集会(通称「道研」)に参加してきました。
当日は天気が良くて、羊蹄山がキレイに見えましたよ。
道研は、年に一度、同友会の各支部が持ち回りで設営を担当する研究集会。今年はしりべり・小樽支部が担当。会場は小樽ではなく、ニセコのヒラフ地区、花園地区、倶知安市内と分散したので、現地のオペレーションは大変だったと思います。
参加者は500名程。
2日間で開催される場合もありますが、今回は一日。基調講演⇒分科会⇒懇親会というのが大きな流れでした。
新しい街がつくられようとしている
基調講演のテーマは『NISEKOの進化と共生』。“NISEKO” と英語になっているのがポイントです。
ニセコは、元々、パウダースノーの良質のスキー場で知られる地域。
基調講演の講師の一人、オーストラリア人のロス・フィンドレーさんがニセコの魅力を発信したことで、冬期のオーストラリアの方々の旅行客が徐々に増えて、地域としても積極的に外国人を受け入れる環境をつくることで外国人、外国資本の流入で、長期滞在型のリゾートへすっかり姿が変わろうとしています。
私も久しぶりにスキー場エリアに来ましたが、新しい街がひとつまさにつくられようとしている感があります。
コンドミニアムや別荘がどんどん新築されて、冬になると外国人で一杯。懇親会場のそばではパークハイアットが600億を投資してホテルを建築中でした。
地価も一番高いところでは一坪250万円と札幌駅前の一等地と同水準だとか。雪質と安全な環境が大きな価値と捉えられているということでした。
見方を変えると新たな価値が生まれる。そういうことなんだと思いました。もちろん、あまりにも急激な変化にバブルを懸念する声があるのも事実だとは思います。
「良い会社」とは何だろう
基調講演のあとは分科会へ。
僕は第2分科会の座長を拝命しました。報告者はとかち支部のソーゴー印刷株式会社 高原社長。
いつも興味深いお話を聞かせてくださいますし、何より、雑誌スロウや地域イベントなどが社員の皆さんの主体性でつくられている、その環境づくりが素敵です。
分科会のグループ討論では「良い会社をつくるために、どんな取り組みをしていますか?」がテーマ。「良い会社」って、なんでしょうね。
どんな立場で考えるかにもより、正解はひとつではないのかも知れません。
僕は勤め人だった頃、指図されて動くのがあまり楽しくなかった。だから経営者はもちろん、社員も主体的に行動できる環境があることが良い会社の1つの要件だと思っています。
そんなことを仲間が共有できて、一緒に働ける方法論として、経営指針という考え方があるのだと思っています。
※同友会の経営指針は、経営理念、ビジョン、方針、計画のことを指しています。
経営指針によって目指すものとして、「全社一丸」という言葉がよく使われるのですが、皆が金太郎飴のようだったり、軍隊のような規律を指すものでないと思うんですよね。
メンバーの個性が発揮されないのは良い会社ではないんじゃなかな。そう思います。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。