非日常を愉しむ|酵素断食
もう一カ月前のことになりますが、3月7日から13日までの一週間、酵素断食をしました。
ヨガスクールの機関紙『未来』3月号(435号)一面に断食の体験記があって「春の断食月間」という告知を見たからです。
※僕も『未来』発行に関わっていますが、最近、紙面内容は基本的にスタッフにお任せしています
特段それ以外に理由があった訳ではありませんが、しばらく断食してないな…と。自分のブログを検索してみる限り2017年4月が最後のようです。
その頃の断食のブログの中から一つ↓ご紹介します。
自家融解
非日常を体験する
あらためてになりますが、僕が行ったのは、断食と言っても弊社で作っている酵素という発酵飲料を一日最低400ccと水を1.5~2L飲んで過ごすというものです。「酵素断食」、「酵素食」などと言われることが多いです。最近は「酵素ファスティング」の方が通りがいいかも知れません。
酵素を使わずに、本当に何も摂らないというやり方や水だけ飲む、あるいは毎日16時間食べない時間を作るという方法もあるようです。
全く何も摂らないとか、水だけという断食はリスクも大きいので僕はお勧めしませんし、なさる方はキチンと指導を受ける必要があります。
逆に16時間断食は気軽にどなたでも出来ると思います。ただ、昔の生活リズムに近い感じもあって断食といえるのか?という気もしますが、朝食をbreakfastというのはfastingをbreakするという意味だそうですから形にこだわる必要はないのかも知れません。僕たちも週末断食や一食や二食抜き(置き換え)をおすすめする場合もあります。
それでも一週間や10日間の酵素断食を基本的なパターンとしているのは、断食は身体が変わるきっかけとなるもので、冒頭に引用したブログにあるような変化が起こりそれを感じるには一定の日数が必要だということ。
そして、食や自分自身と向き合うということも大きい。断食は健康のためにするのですが、あくまできっかけであって健康は日々の食生活によってつくられるもの。断食は長期間続けることは出来ないという逆説的な、ある意味、非日常の体験でもあるのですね。
僕は、身体だけではなく、心のリセットのために年に一度、数日の断食をされるという経営者を何人か知っています。
回復食と言いません
3月14日から通常食を食べ始めました。もちろんいきなり大食いしたり、お酒飲んだりはしませんが、酵素断食の後はお粥にしたりはしません。肉や乳製品も極力摂らないようにして、私たちが日頃から健康によいと考える食生活に、特に断食と同じ程度の期間、出来るだけ近づけて過ごすようにおススメしています。日頃からそうして欲しい食の内容なので、敢えて回復食とか、復食という言い方をしていません。
ちなみに痩身目的ではありませんが前後で体重は計っていました。一週間で3.6㎏減。
いつもは食べ始めるとすぐに1~2㎏戻るのですが、今回はあまり戻らなくて不思議な感じでした(多分、今は戻ってると思います)。後半の感じもいつもと少し違っていて…。
何度も行っていて、そのたびに色々な違いや発見があるものの、最近は落ち着いた感じがしていました。久々だったからか、それとも年齢を重ねて身体に変化があるのか、そんなことを考えるきっかけにもなりました。
身体の変化といっても普段はなかなか気づかないもの。断食の非日常が小さな違いを大写しにしてくれるのかも知れません。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。