上手に頼りたい
なんでも自分でできる人って、人に頼むより自分でやった方が早いので、結果、忙しくなってやることがオーバーフローしてしまうことがままあるような気がします。
出来る人のところに仕事は集まるといいますから、本当に出来る人は、状況をみながら人に振ったり、上手に頼ったりしながらオーバーフローしないようにするのでしょうけど。
現実より自己評価が高く引き受けて後で迷惑をかけるというのも困ったものですが、逆に自己評価が低すぎて、守備範囲を固めるのも良くない。最初からなんでも人に依存すると自身の成長にはつながらないと思う。
チャレンジ精神は買うべきだし、そのうえで周りから見て援けが必要な場合は、プライドを傷つけないように手を差し伸べてあげられるとよいですね。
また、仕事ではなく、例えば、年齢を重ねると誰しも少なくとも身体的には衰えていくものですが、特に優秀だったり、真面目だったり、頑張ってきた人は、衰えを受け入れるのが難しくて苦労する場合が多いかも知れない。
頑張ることがプライドを支えているので、手を抜けないし、なかなか諦められない。受け入れて、周囲に頼るべきところは頼ることも大切だと思う。楽をし過ぎると衰えが早まることもあるのでこの辺りは難しい。
まぁ、できないものはできないので、紆余曲折を経て、結局、ちょうどいい加減に落ち着くのでしょうけど。
諦める
「諦める」の語源は「あきらかにする」ということだそうです。
あきらかになるから、あるがままを受け入れることができる。色々「諦め」ないと受け入れられない。分かる気がします。
「諦観」という言葉がありますが「物事の本質を見極める」というような意味だそうです。
周囲に頼るべきことなのか、自分で頑張るべきことなのか、見極められるとよいということでしょうが、自分自身をあきらかに観るのはなかなか難しい。
諦観は悟りの境地でもあるようなので簡単ではない。少しづつ、曲がり真っ直ぐに。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。