老舗ヨガスクールのゆくえ

 

 その他, ヨガ

本当は別の内容のブログを書いていましたが、ショックなことがあってそのことを書きます。

新型コロナウイルスとヨガスタジオ

新型コロナウイルスの影響でたくさんのヨガスタジオが一時的にお休みをしていることはメディアでも伝えられています。

ところが、本日(3月19日)、インストラクタークラスの説明を聞きにいらっしゃったお客様から、札幌のヨガスタジオが(お休みではなく)閉店しているということを聞きました。そしてそれは私たちと同時期にオープンした老舗スタジオだったのです。

驚いてHPをみたら3月15日付で今月一杯で解散とのお知らせがありました。

第一次ヨガブームからの老舗

ヨガライフスクールは1980年に創業しました。この1970~80年代というのは、のちに第一次ヨガブームと呼ばれることになります。
日本のヨガ中興の祖といえる沖正弘師が主宰した沖ヨガ道場に多くの方が集まり、そして全国に散らばった頃。

地方各地にできた最初のヨガスクールは、恐らく、こういう方たちが開いたのではないだろうか。
閉じることとなった老舗ヨガスタジオの創業者も、私たちヨガライフスクールの創業者も沖先生の直弟子でした。

同じ師に学んだ仲間同士が近い時期にオープンしたヨガスクールとして、ライバルという訳ではないけれど(私は素人で先生にお目にかかったこともない)、常に意識はしていました。ショックです。

素人の僕が経営を引き継いだのと違って、第一次ヨガブームを知る創業者の方が今も経営をされていました。
ここ10~20年ほどでしょうか、ニューヨークから東京、そして地方都市までヨガが広がり、様々なタイプのヨガスクール、ヨガスタジオが、悪く言うと乱立する中、老舗のヨガスクールとして、いわば名の通った存在だったのです。

変わらないために、どう変わるか・・・

現在流布しているアーサナを中心とした様々なヨガは、実は、古代ヨーガの伝統とは大きく異なっています。歴史的に何度も途絶え、あるいは変化してきたヨガの伝統の継承は、それでも深いところでは今日までつながっているともいえる。

街のヨガスクールとして、敷居の低い、フレンドリーなレッスンを行っているヨガライフスクールの、ヨガ素人である僕が言うのもおこがましいけれど、ブームとなった現代のヨガが、変わらないであるために、どう変わるべきなのか、あらためて突き付けられた思いです。ちょっと大げさに過ぎるかも知れないけど、、、ショックのせいかな…。

新型コロナウイルスには、当然ですが、当スクールも多大な影響を受けています。休会されている会員さんにどうやって戻ってきていただくのか、スタッフにも投げかけ意見交換もしています。ただ、スタッフの皆は割と落ち着いているんだよね。

このブログを書きながら僕の頭の中では色んなことが巡っているのだけれど、どう変わるかを考えるには、変わらない軸を確認しなくてはいけないということにあらためてたどり着いています。

ヨガライフには流行りのヨガスタジオとはちょっと違う空気がある。大切にしたいと思うんです。

8階の第2スタジオ

ヨガライフスクール8階の第2スタジオ

 

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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