最後の10分|サッカー日本代表おめでとう
ラグビーではありえない
僕は学生時代ラグビーをしていましたが、サッカーもよく見ます。どちらもフットボールとは付くけれど、全く文化が違う競技。それぞれに楽しんでます。
昨日の日本代表のポーランド戦、最後の10分はラグビーでは絶対にありえない。勝ってる方が試合のペースを落とすというようなことはあるけれど、そもそもルール上、ああいうやり方ができるようになっていない。ラグビーの文化としてはありえないと思います。
でも、僕は、長谷部が入った瞬間、西野監督が選択した瞬間から「攻めるなよ!バカなことするな!前に行くなー!」とTVの前でマジで叫んでました(笑)
中途半端なことをしてボールを相手に渡してカウンター食らったら目も当てられませんもんね。
なんにせよサッカーで、ワールドカップで、予選リーグで、残り10分で、現行ルールで、という限られた条件でしか起こりえないドラマでした。
先発メンバー6人変えたこと
昨日のゲームには出なかったけど、僕のきわめて個人的な思いとしては、今回の代表では香川を見ています。1、2戦の日本に全体として攻撃のリズムを生み出したのは、香川なんじゃないかと。
もちろん柴崎のセンスと技術、乾とのコンビがあってだけど、香川が独特のリズムで動いて、顔のぞかせて、パスを受けて、すぐはたいて、、、そうやって、いわゆる連動を生んで、攻撃のリズムを全体に波及させている。そういうタクトの振り方もあるのではないか。色んな面でシンパシーを感じるんですね、個人的に。
後半になると消えてしまうことも多いし、局面でのインパクトは本田の方が圧倒的ですけどね。
昨日は香川も本田も居なかった。これはコンディションもあったろうけど、ポーランドへの対応とこのゲームの位置づけということだと思います。
基本ディフェンシブにいって両サイドを締めて、攻めるときは中盤はつくらなくても柴崎のパスと2トップの飛び出しで・・・機能してましたよね。
理想は先制して、1点取られてもいい状況でゲームを進めることだったろうけどセットでやられた。完全にマーク外されたのはメンバー6人も変えた影響かも知れない。これも選択の結果。
ドラマみてるみたいな・・
そしてコロンビアが1点を取ってくれた。まだ少し早い。で、しばらくして残り10分、決断して長谷部にコントロールさせる。当然、コロンビアーセネガルのスタジアムに居たであろうスタッフからしっかり情報を取ってセネガルが一点取る確率を睨みながらになりますよね。
勇気いるわー。サッカーは何秒かでも点が入る競技ですもん。もしセネガルが点取ったら、それこそボコボコですもん。監督はもちろん、選手もそれを背負ってパスを回してると思うと、なんかグッときました。
試合後の選手のインタビューは晴れやかでした。ホッとした顔。いよいよトップ16の中で負けたら終わりの戦いに臨める。凄いよ!
あ、もちろん入場料を払ってスタジアムで観てる観客がブーイングするのは当然だし、日本代表の試合じゃなければ僕もすると思いますね(笑)
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。