食べたものが血となり肉となる

 

 健康, 酵素

先週土曜日(1月16日)のヨガスクールのインストラクタークラスで会長(僕の父)が食と健康について講義をしました。

タイトルは『食べたものが血となり肉となる』。「人間は食べ物の化身」というのが当社の健康観のベースにある考え方なので、もう40年以上少しずつ観点を変えながら同じことを伝え続けています。

今期の講義はすべてZOOM。なかなか会えないのは良いことではないけれど便利でもあります。

今期の講義はすべてZOOM。なかなか会えないのは良いことではないけれど便利でもあります。

同じものを食べると人間が均質化される?

風土に合ったそれぞれの地域や家庭の食をもっと大切にしたいという話がありました。大量生産される加工食品やチェーン店での食に偏ると、多くの人が全く同じものを食べるということになりますよね?
一昨日にアップしたブログとも重なるのですが、ヒトは食べたものによって出来ているし、腸内細菌叢も食生活によって変化するので同じ食事をしていると体質もある程度似てくるというのです。

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夫婦は一緒に暮らしていると顔が似てくるという話がありますが、親子は遺伝的に似て当然ですが、夫婦が似てくるとしたら食事や生活習慣が要因なのではないか。講義の中でも昨今の軟らかいものばかりを食べていると顎の骨の発達が良くないという話がありました。食べるものや食べ方が体形だけではなく、顔かたちにも影響を及ぼすということを考えると夫婦が似てくるというのもあり得ることなのかも知れません。

ちなみに噛む回数を研究された方がいるらしく、今は戦前の半分程度、鎌倉時代の1/4、弥生時代の1/6ということだそうです。当然、食事時間は短くなる。皆さん、忙しいのもあるでしょうね。

民族食のすすめ

日本の民族食(日本の風土に合った昔から食べられてきた食材)は、根菜類、葉菜類、青果(果物と水分の多い野菜)、大豆、山菜ときのこ、海藻、米を代表とする穀類、そして魚だといいます。私たちの体質はこれらの食べ物で特徴づけられている。肉を食べてはいけないということではなくて、一緒にしっかり野菜も摂る。あまり固く考える必要はないと思いますが、ベースの食はなるべく民族食とすることが私たちには相応しいと考えています。そこが「戻れる場所」になるような食習慣としたいものです。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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