酵素の味
「美味しくないですよ」
酵素を「美味しくないですよ」とご紹介することが多いです。
1つには、少しズルいのですが、期待値を下げておきたいな、という思いがあるのです(笑)
発酵食品って、どうしても風味が合わない人もいるんです。
最近、作戦が功を奏しているのか「思ったより美味しいですよ!」と言ってくださる方も結構いますね。
酵素の中では飲みやすい方かなと思っています。
少なくとも「色んな原料が使われているのだろうなぁ」というような、複雑な、微妙な風味を感じていただけるかと思います。
味が違う
「前回と味が違うので取り替えて欲しい」
飲みはじめのお客様から何度か依頼(クレームかな? 笑)をいただいたことがあります。
そんな時は、別のロットの酵素を飲んでいただいて「これも味が違うでしょ?そういうものなんです」とお伝えしたことも・・。
味や匂いは極めて個人的なもので、また体調にも左右されやすいもの。しかしお客様のおっしゃる通り、当社の酵素は毎回味が違うのも特徴のひとつなのです。
弊社酵素は複数の樽のブレンドを重ねるので一定の範囲内の味に収まり、全く別物の味という訳ではありません。
ただ、ロットによって、場合によっては、同じロットでも瓶によって微妙に風味が違ってきます。
原料が野菜や果物。添加物などで味を整えることをしないので、毎回、風味は微妙に違うのがある意味では当たり前。
スターターと呼ばれる菌を添加せずに、原料由来の微生物の発酵を促す『自然発酵』という伝統的な製法を守っていることも大きな要因だと思います。
ウイスキーメーカーで何十年にもわたって原酒づくりをされた方が「原酒を眠らせる樽の材料の木が南向きか北向きかによっても味が違う。味やアルコール度数を規格化できない。」とおっしゃっている地元紙のコラムを読んだことがあります。
また本物(天然)のバターを見分けるコツは、同じ商品を数個並べてみて色が違っていることだそうです。
弊社酵素は、混ぜものをしていない原酒をブレンドしてそのままを出荷しているのと同じ。
毎回違う風味は「自然のしるし」でもあるのです。
この記事の投稿者
福士宗光
父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。
健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。