酵素はサプリメント?

 

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「いわゆる」健康食品とは?

「健康食品」という言葉に、実は明確な定義はありません。

なので法律上は「いわゆる健康食品」と、必ず枕詞がついてきます。

近年、保健機能食品という概念が整理されつつあって、特定保健用食品(トクホ)などが一定の保健機能を標ぼうできるようになりましたが、口から摂るもので健康に影響を与えるものは、原則として、医薬品というのが日本の法律の骨格です。

 

サプリメントとは?

サプリメントという言葉は、アメリカの法律上の食品区分のダイエタリー・サプリメントdietary supplement)から日本でも使われるようになったものです。

言うまでもなく「サプリメント」は英語の”supplement”(補給、補充)で、つまりは、足りない栄養素を”supply”(補給)するということ。

不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養補給を補助することや、ハーブなどの成分による薬効の発揮が目的とされています。

飽食の時代と言われて久しい現在の日本では、一般には、栄養不足ということは考えにくいかも知れません。

でも、総カロリーは有り余るほど摂取していても、ある種の栄養素が不足するということは、食事のバランスのくずれが続くとあり得ること。

例えば、脚気。ビタミンB1の不足によって起こるものですが、日本では、平安時代以降、精米した白米を食べるようになった上流階級の人から罹ったと言われます。こういう場合はビタミンB1を文字通りsupplyすると良い訳です。

2017イヤーラベルの酵素 北海道の版画家 金子誠治氏の作品をあしらったもの

2017イヤーラベルの酵素
北海道の版画家 金子誠治氏の作品をあしらったもの

酵素は・・・?

酵素は約60種類の植物原料から糖の浸透圧を利用してエキスを抽出、発酵・熟成させたもの。

何か単一の成分を目的としたものではありません。

ただ、日本では、サプリメントがいわゆる健康食品と、ほぼ同義で使われているので、酵素サプリというような言い方も聞くことがあります。

これには、不足する酵素を補給するという「酵素栄養学」という概念が影響を与えているようにも思います。
あるいは「いわゆる健康食品」=「サプリメント」というとらえ方が「酵素栄養学」の受け入れを後押ししたのかも・・。

※私は「酵素栄養学」で酵素飲料を説明する立場ではありません。
(ご参考:“酵素栄養学”では語れない

 

ちなみに法律上は、口から摂るもので医薬品ではなく、アルコールや乳製品でもない液体は「清涼飲料水」というカテゴリーに分類されます。

清涼飲料水は加熱殺菌をしなくてはいけない。そのため「酵素栄養学」の立場からは、酵素が失活するのでダメということになります。

しかし、酵素はタンパク質、つまり高分子化合物。そもそも、そのままで身体の中に取り込まれることはありません。

タンパク質に生体内の酵素が作用して、バラバラになって、主にアミノ酸というもの、あるいはペプチドという形まで小さくならなければ吸収できないのです。

 

何だか理屈っぽい話になってしまいました。

酵素がサプリメントと呼ばれたとしても、何か単一の栄養素を補給(supply)するというものではありません。そもそも単一の栄養素を補給するのであれば何十種類もの原料を使う必要もない訳です。
最近のサプリメントは、マルチビタミンとか、○○も加えて、、、とか、複合化もしていますが・・。

いわゆる健康食品」という曖昧な表現が使われるのは、今の法律の枠組みやマーケットの様々な状況の中では必然なのかも知れません。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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