曲がり真っ直ぐに

 

 その他

恩師の七回忌でした

先日、学生時代のラグビー部の監督として、現在の仕事に移ってからも研究顧問としてお世話になった佐藤博先生の七回忌の法要に参列させていただきました。

当初、法要はご親族だけでのご予定でしたが、お願いして北大ラグビー部のOBと北里大学獣医学部教え子の皆さんと15名ほどで参列させていただいた。

先生は、北大、北里大学で研究と教育はもちろん、両方のラグビー部監督を務められました。
スポーツと研究で分野は違いますが、どちらも大切にしておられて、「二足のわらじ」だと称していましたね。

研究者としては1991年62歳の時に獣医神経病理学の分野で紫綬褒章を受章。
ラグビー部監督としても1985年に北大ラグビー部創部60年目にして初の快挙、全国地区対抗大会で優勝監督となり、北里大学でも東北大学リーグで3部から2部昇格を果たしています。

私は全国優勝の時、4年生でメンバーとなることができた幸せ者。(参考:続けるとご褒美がありました~ラグビーのこと
卒業して銀行に就職したが10年で退職、現在の発酵飲料(酵素)製造の会社に転じ、その後、研究顧問として、種々お世話になったという訳です。

このブログのタイトルにも使っている「曲がり真っ直ぐ」は、恩師佐藤先生からいただいた言葉なのです。

私が現役当時、北大グランドでの佐藤先生。

私が現役当時、北大グランドでの佐藤先生。白衣の時もありましたが、大体、こんな感じ。


博愛会

佐藤先生は、私に、ラグビー部の監督としても、その後の研究顧問としても、フランクに、オープンに接してくださいました。
一方、研究の方の教え子の方に聞くと、とっても厳しく、怖かったそうです。

それでも多くの学生に慕われ、北里大学で先生の薫陶受けた皆さんが博愛会という会がをつくっています。今回の法要でも、メンバーの方々がお越しになっていました。

この博愛会の会報のタイトルが、やはり「曲り真直ぐに」

今回の法要の際、先生が亡くなられた後に出された会報を博愛会の方からいただき、先生の思い出が綴られているメンバーの方の寄稿を読んでいると、中に面白い記述がありました。

佐藤先生が,常々語っていた「曲り真直ぐに」の話題となりました。参加された方々が,今でも心に大切に抱いていることがわかりましたが,それぞれの解釈が多少違っていました。佐藤先生に真の意味を尋ねたところ,「いいじゃない。それぞれが考えればいいじゃない。」との回答でした。

『博愛会会報”曲り真直ぐに”第十四号 2010.10.31発行』より引用

うーん、佐藤先生らしい。

先生は「聞く耳を持て」と常々おっしゃっていましたが、一方、「飽きずに何度でも言うんだ。大体、人の話なんて聞いてないだから・・。」と笑ってもいた。

言葉は、聞く側の受け取り方、あるいは、あり方によって、意味が変わることを感じられていたのだと思います。だから何度でも繰り返し伝える。
そして、主体的であることを大切にしていましたから・・・。(参考:主体的に関わる

曲がり真っ直ぐ。

私は、ラグビー部時代ではなく、今の仕事に就いてから研究顧問をお願いしていた際に良く聞いた言葉で、そして実は、会社の創業者である父からも、子供の頃、よく聞いた言葉でもありました。二人の意味は違っていたのかも知れないけれど・・。

目指すものを遠くに見ながら、日々は悩みながら、間違えながらも、進む。振り返って遠目に見てみると目指すものに、真っ直ぐにつながっている、それでよい。

あるいは、高い志や信念を貫こうとすると、真っ直ぐには進めないことも多い。曲がりながらも目標を見失わない。私自身はそんな意味と解釈しています。

厳しいようで、優しいようにも思える。
熱に溢れているようで、どこか力が抜けた感じもある。

不思議な言葉です。

何か上手く行かなかったとき、壁を感じたとき、この言葉は間違いなく私に勇気をくれています。

博愛会会報「曲り真直ぐに」 題字は佐藤先生によるもの。

博愛会会報「曲り真直ぐに」
題字は佐藤先生によるもの。


先生も「曲り真直ぐ」?

先生は「大学人らしくない大学人」を自認されていました。

素晴らしい研究成果を残され、多くの優秀な学生を育て、研究・教育には厳しいけれど、権威は嫌い。

「ラグビーなんかに関わらず、研究に専念すればもっと業績があがるのに、、、」と揶揄されたこともあるとおっしゃっていました。・・・いや、笑い飛ばしていました。

先生が歩まれた道も曲り真直ぐだったのかも知れない。

ラグビー、獣医学に関わらず、先生を慕う方々と、昼11時からの法要の後も、飲み、語り、ずーっとご一緒させていただいたのですが、なぜか曲り真直ぐの定義には至らなかったなぁ。
また何かの機会にゆっくりお話してみたいものです。

もちろん、佐藤先生と接する中でそれぞれの感じ取った意味が、それぞれの心の中にあって良いのですが・・。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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