主体的に関わる

 

 その他

恩師、佐藤先生の言葉

大学のラグビー部の部長兼監督だった故 佐藤博先生はラグビー部のOBで獣医学部の先生でした。

僕は文系だったので、獣医学部のことや先生がどんな研究をされていたのか、学生の頃はよく知りませんでした。
また、前に書きましたが(『続けるとご褒美がありました~ラグビーのこと』)、僕は中心選手ではなかったので、現役時代、先生と直接話をする機会は余りなかった。

練習は学生の自主運営に委ねられていて、先生は、時折、グランドに来られて学生を集めてコメントします。

いわれていたのは「腰を低く」、そして「主体的に」ということ。

もう30年以上前のこと、しかも先生との接点は、当時、少なかったのですが、繰り返し言われたので、よく覚えています。

僕が現役当時の佐藤先生。昭和60年、全国優勝の盾を前にご機嫌。

僕が現役当時の佐藤先生。昭和60年、全国優勝の盾を前にご機嫌。


「自主的」と「主体的」の違い

先日、ある勉強会で「自主的」と「主体的」の違いを聞く機会がありました。

「自主的」は他者の目的に対して積極的であること、「主体的」は自ら目的をつくること、だそうです。

ラグビー部には、経緯はどうあれ、自分の意志で入っている。
下級生の頃は、キツくてやめたいと思うことも多かったので、「主体的に」は、やらされるつもりではなく、自分から練習に取り組め、というような意味合いに取っていました。

そういう意味も含んでいると思いますが、段々(ラグビーが面白くなり始めた頃)違う意味を感じ始めました。

例えば、ラグビーでは、サインプレーといって、複数のプレーヤーがあらかじめ約束した動きをして、敵のディフエンスを突破しようとすることがあります。

ディフェンスのやり方も色々あるので、ボールを動かしながら、予定していた次のパスはしない方が良い、という判断もあり得ます。

サインプレーの裏バージョンも練習したりもしますが、まったく想定しない事態や単純なミスからサインプレーが予定通りに行かないことも多々ある訳です。

そんな時どうするか。

局面で次にどんなプレーを選択するか、主にボールを持ったプレーヤーが、都度、判断しなくてはいけない。

ラグビーにおいて、プレーが連続するということは、ボールを持ったプレーヤーの主体的な選択の連続ということもできる。

チームカラーはメンバーの個性によってつくられる

身体が大きくて突破力のあるプレーヤーであれば、自ら敵のディフェンスに突っ込んでいく場合もあるでしょう。
外側に足の速いプレーヤーがいれば、パスをして託す。
一旦、タックルを受けてポイントをつくり、再度、攻め直す。

正解は一つではなく、ボールを持ったプレーヤーがどんなプレーを選択したとしても、チームメイトはその選択を尊重し、生かすように動くことになります。

大きなチーム方針のもと、試合や練習を重ねていく中で、ミーティングを経て、選択の方向性は特徴づけられてくるはず。
それがチームカラーになっていくのかな。

重要なことは、構成メンバーの個性や特長が尊重されていること。それが生かされなければ、強みにならない。
そしてそういう環境の中でこそ、個々のメンバーは「主体的に」関わることができるに違いない。

僕は会社もそんな風にありたいな、と思っています。

 

「腰を低く」については、またの機会に。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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