第14期経営指針研究会 第一講

 

 その他

意欲ある皆さんが集まりました

5名ずつの5グループ、各グループに2~3名の委員が加わった第一講の様子。

5名ずつの5グループ、各グループに2~3名の委員が加わった第一講の様子。

 

中小企業家同友会札幌支部の経営指針研究会、第14期が25名の研究生の参加をもって4月15日スタートしました。

研究会は13期までにのべ224名が修了している、支部の経営指針成文化と実践運動の主要な活動です。

毎年、研究会の進め方は少しずつ変更されますが、14期では大きな変化がありました。

使用するテキストが改訂されたからです。

「いかに実践を進めるか」の観点からの記述を厚くし、『企業変革支援プログラム』Step1・Step2の活用を位置づけています。また「10年ビジョン」という考え方が加わりました。

※中小企業家同友会では「経営理念・10年ビジョン・経営方針・経営計画」をもって経営指針とし、その成文化と実践は経営者の責務とされています。

札幌支部では、これを機に年間のカリキュラムをゼロベースといっても良い気持ちで見直しました。

今までよりもハードな設定。しかし昨年より多くの研究生が集まってくださいました。

研究生と言っても、基本的に経営者の皆様。若い経営者の方もいらっしゃいますし、社長歴の長い、指導的立場の方もいらっしゃいます。お忙しい中、謙虚に学び続けようとする姿勢は本当に素晴らしい。心から敬意を表したいと思います。

約15年ぶりに改訂されたテキスト。

約15年ぶりに改訂されたテキスト。同友会の事務局で買えます。2,000円

労使見解

新しいカリキュラムの産物のひとつが昨日の第一講のスケジュール。

朝9時から17時まで「労使見解」を中心にグループ討論を重ねました。

「労使見解」は改定前のテキストでも重視してきましたが、同友会における経営指針成文化・実践運動の拠り所でもあり、カリキュラム見直しに際し、しっかりと時間をかけ、重要性を意識することとしました。

途中休憩を挟みながらとはいえ、さすがに夕方には頭がパンパンになってきます。

通称「労使見解」は『人を生かす経営−中小企業における労使関係の見解』という中小企業家同友会の考え方の基礎となる基本文書

通称「労使見解」は『人を生かす経営−中小企業における労使関係の見解』という中小企業家同友会の考え方の基礎となる基本文書

 

しかしここは大切なところ。同友会で経営指針作りを学ぶ意味はここにあるといっても良い。おそらく一年の間に、また折に触れて議論を重ね理解を深める必要があると思います。

 

5月からは5つのグループに分かれ、議論を重ねていきます。

自社の歴史を振り返りながら、グループのメンバー間でお互いをよく理解したうえで、6月には経営理念を考えていきます。

 

経営指針の成文化と実践は、第一義には「より良い会社」を目指すもの。しかしその過程で必ず経営者は自身と向き合い「より良い経営者」に近づくはずです。そして実践が継続すれば、社員は勿論、お客様、取引先、ひいては地域社外にも良い影響を与える。それは「より良い経営環境」として必ず自社にも返ってきます。

研究生の皆さんは、研究会のメンバーとの議論のみならず、社内や同友会の地区会など、幅広く発信もしながら主体的に参加してくれるはずです。

研究生、サポート役の委員、そして同友会事務局、関わる人すべてに有意義な一年となりますように。

 この記事の投稿者

福士宗光

父から継いだ酵素製造と、自身はヨガ素人ながらヨガスクール運営を行っているケルプ研究所2代目経営者。

健康は食生活や適宜の運動を通じて自分自身で築き上げるもの。酵素とヨガでお手伝いすることが使命と考えています。

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